夜叉ケ池の完走記 投稿者:やっほ〜さん 投稿日: 7月23日(月)19時32分23秒 何とかゴールまでたどり着けました(^o^) 初日の炎天下、午後1時スタートの42.9`は確かに暑かったですが氷の入った軍手を帽子 の中に入れたお陰か、覚悟していたせいか、結構快調に走れました。ゴールで時計を止め 忘れましたが、多分3時間45分位と思います。一休みして体育館で寝場所を確保するう ちに、両足が痙攣して七転八倒でした。どうやら脱水症状だったみたいで、シップと水分 補給したら小一時間ほどで収まってくれました。ペットボトルを手に持って走り、結構水 分補給には気を付けたつもりですが、こんな酷いのは初めてです。 そうこうする内に、怪速さんが余裕のゴールイン、途中多勢のランナーとお知り合いにな られた様子です。一風呂あびて鮎の塩焼きで無事を祝いました。怪速さんの人脈で、私も 知り合いが増えました。涼しい体育館の雑魚寝も、昼間の疲れか9時半消灯後すぐ寝付け ましたが、硬い床に毛布1枚では居心地悪く、じきに目が醒めてしまいます。夜中2時に 照明が灯り、前夜配られた朝食のお握りとバナナを詰め込みます。着替え、トイレ、荷物 整理をして3時のコールに間に合わせました。小雨がパラつく中を3時半に第二ステージ 88.9`をスタート。暗いので懐中電灯持参のランナーの廻りに集団が出来ます。4時を過 ぎれば空が明るくなりましたが、曇りと高度で暑さも幾分マシです。林道終点にひろっさ んのアドバイスで預けておいたソールが厚目のシューズに履き替え、もみじ饅頭や細巻き 寿司などで腹ごしらえも十分。登山道をロープを頼りによじ登ります。昨日から60`以上 を走ってきた脚には結構応えます。でも冷たい風で吹き飛ばされそうな頂上にはナンバー 確認係りの人が登り降りのランナーをチェックしてくれて居ましたし、頂上から幾分下が った霧の夜叉ケ池では、記念撮影や女性のエイド係りの方が4〜5名居られ、水を担いで 何度も登るのはきつかったとおっしゃっていました。感謝感謝です。 降り道で怪速さんとすれ違い、手パッチン。まだまだ遠いぞ無理するなと声を掛けます。 林道終点まで戻るのに往復約1時間半掛かりました。シューズを履き替え、快調なピッチ で降ります。今朝スタートした体育館まででようやく全体の3分の1なので、そこまでは 自重するつもりでした。体育館でカボチャ入りカレースープを頂戴し元気回復。昨日シッ プを貼ってくれたおじさんに、おかげで何とか走れてますと挨拶。この頃から空が晴れて 来ました。またまた暑さとの戦いです。昨日同様、軍手に氷を入れて貰います。ペットボ トルも貰います。基本は降り勾配ですが、所々ある登りでは緩い勾配でも脚が動かず、随 分歩きが入りました。エイドで座り込む回数も増えます。昨日の失敗から、エイド毎にお 茶や水をコップに3〜4杯飲むのでお腹ダボダボ、おかげでお腹がウェアずれで真っ赤に なりました(笑)。私設エイドは数が少ないですがアイスクリームやアイスキャンディを 頂きました。家族で私設エイドを出されている女性は、例年夜叉ケ池を走ってるけど、先 週栗山100`(北海道)を走ったので今年はサポートと仰ってました。ムム…凄すぎる! 何とか気持ちと体を保たせながら最後のエイドに到着。あと4`ですの言葉に、まだ4` もあるの…と絶句。ペットボトルを握り締め、気を取り直して前のランナーを追いかける。 現金なもので、ゴール真近だと脚が動き出す。一人かわして前後にランナーが見えない事 を確認し、手に持ったペットボトルを途中のゴミ箱で処分してゴール写真に備える。よう やく長かった一日も終わるときが来た。バンザイポーズでゴールテープを迎えた。不思議 と感動は小さかった。ゴール後お茶とかき氷を頂き、タイムを確認するため腕時計を見る と9:59'59"となっている。10時間は上出来やなと思ったが、その時午後2時10分、スタート から10時間40分が経過している。どうやら私のカシオはラップ10時間以上は計れないこと に初めて気付く!今まで10時間も走ったことが無いので知らなかった。ということでタイ ムが不明ですが、トータル14時間ちょっとだと思います。 もう二度と走らないとか、来年も走るぞとか頭に浮かびません。感動も一夜明けて完走記 を書いていると、何となく…やったんだな…という程度です。年を取ると感動が小さくな って来ていることに35才位から気付いていますが、130`走ってもこの程度の感動だと、 どうやらこの先感動を期待すると体がもちそうにありません。もう2〜3日経過したら喜 びが沸いてくる事に期待します。長い文章を読んで頂き有難うございました。