2004年 立山登山マラニック (65q)
2004年8月28日(土) 


怪速亭の仲間など、合計7名で立山登山マラニックに挑戦してきました。

 
ヨーロッパ軒の前で記念撮影!             海王丸も見に行きました!   

大会前日の27日午前10時京都駅集合で、富山へ向かいました。
途中、福井に寄ってソースカツ丼を食べたり、尼御前(石川県)で海辺の散歩、
海王丸を見学して、今回のスタート地点でもあり、宿泊地でもある、浜黒崎海岸へ到着。



スタート直前、宿の前で記念撮影! 


ぼちぼち隊の隊長さん、今にも海に飛び込みそうです。

28日午前4時、
海抜0メートルの富山湾の海水に手をつけ
3003メートルの立山山頂、雄山神社を目指しスタートしました。


第一関門目指し、必死で走っている私と、ボチボチ走っているひろっさんです。 


  こんな素晴らしい景色が見えました。   


 
           称名の滝です。         こんな木道も走ります。ここだけ調子の良かった私。



室堂までのバス道です。私はほとんど歩きました。 

もとから坂道が苦手なうえに、練習不足の私は
バス道の緩やかな坂もほとんど走れません。
しかし、前半の少しの貯金のお陰もあり
室堂の関門を通過することが出来ました。

室堂から頂上のゴール制限時間まで2時間25分ほどあり、ゆっくりしても大丈夫との事でしたが
膝の心配や高所恐怖症のため
最後まで何があるかわからないと、お粥を食べてすぐに出発。


山頂へ向かう途中、一ノ越を見下ろした写真です。

一ノ越までは良かったんです。
ずっと手前の八郎坂も怖かったけれど、なんとか頑張れました。
高いところにある橋も平気で走れました。

しかし、一ノ越から上を見上げた瞬間、私にはこれ以上進むことは無理だと思い
ゴールは諦めようと思いました。

しかし、ひろっさんが前に進んでいます。
あっという間に置いて行かれそうです。
必死であとを追いました。

ゴール後に聞いたことですが
ひろっさんは私の高所恐怖症を知っているので
一ノ越から先、ひろっさんが何かを喋ると
私が引き返すと思ったらしく、黙って前に進んだそうです。

どんどん先に行くひろっさん、
何も言えず、何も考える暇もなく、私は必死に着いていきました。
しかし、大きな岩があったり
足場が悪くなると、私は足がすくんでしまって動けません。
岩にしがみついては「動けないんです、すみません。先に行って下さい。」まわりの人に何回言ったことでしょう。
でも、後ろからも前からも、人はどんどんやって来ます。
長い時間、動かずにいるわけにはいきません。

少し進んでは何人かに追い抜いてもらう、
それを繰り返しながら、私はひろっさんの足だけを見ていました。
怖くて景色や上下を見渡せないこともあり、
自分で足場を探せなかったこともあります。
この時は本当に
ひろっさんの足だけが頼りでした。
一人なら100パーセント引き返していたでしょう。

すご〜い時間をかけて、なんとか無事に頂上へ。
ゴール時、私は笑顔でしたが、「帰りはどうしたらいいんや・・・」と
頭の中はそればかりで、本当の嬉しさは感じられませんでした。


ゴールの写真です。
熊本のがっつさんに写していただきました!ありがとうございます。



頂上で待っていてくれた、怪速おやびんさんと記念撮影です。


 ゴールしたと思ったのに、まだ上の雄山神社へ。ここがまた怖かったんです。


ゴール後、今登ってきたところを下るんです。
「ヘリコプターは来てくれないの?」なんてバカなことも考えたのですが
同じ所を子供だって下っています。
そして、怪速おやびんさんも「怖い」と口にされ
「私だけが怖いんじゃないんや!」と
なんとか少しずつでも下ってみることにしました。

今回、大発見がありました。
私だけかもしれませんが、登りよりも下りの方が怖くなかったんです。
なんででしょう?
みんなから笑われてしまったと思いますが、
私は登りも下りも
ほとんど四つん這いでした。
お尻の位置によって、安定感が違ったのかもしれません?
登りと違って、下りは重心(お尻)が地面に近くなりますもんね・・・。

時間をかけて、一ノ越に無事に到着。
ここからは景色も楽しめる足場の安全な坂道です。
ホッとしました〜。
ここでやっとゴール出来た感じでした。

これを書いている「今日」は、大会から6日が経過しています。
しかし今も「やった!」という気持よりも「二度と行かない・・・」と思ってしまいます。
立山登山マラニックは
私には手放しで喜べない、恐怖の大会だったようです・・・。

あんなにも素晴らしい景色と、素晴らしいボランティア方々、
天候にも恵まれ、仲間とも楽しめた今回の大会なのに
もったいない感想を書いていると思います。

読んで下さった方、本当にごめんなさい。
本当の気持ちを書いたら、こんなものになってしまいました。

二度と行かないであろう、立山登山マラニックですが
今回も一生の思い出になったことは確かです。

翌日、雷鳥荘からバスターミナルまで歩いたときに見た素晴らしい山々、
あの景色も一生忘れません。

最後になりましたが、
応援や足の心配をして下さった方、ご一緒して下さったみなさん、
今回も本当にありがとうございました。

ここにアップした写真は、怪速さん、がっつさん、もりけんさんにいただきました。
いつもありがとうございます。
E-Mail: aaadd101@kcat.zaq.ne.jp
URL:http://www.kcat.zaq.ne.jp/aaadd101/


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