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2002年 3月3日 篠山マラソン

長年苦しんできたすねの張りや痛みの原因がやっとわかり、
3月8日に手術をしてもらう事になりました。
手術前の最後のレースになる篠山マラソン。
タイムは狙えないけれど、完走を目標にスタートを切りました。

最初の入りを飛ばすと、すねの張りがひどく出るので
ゆっくり走り始められるように最後尾付近からのスタートです。
福知山よりずっと人数が少ないのに、スタートの合図から走り出せるまでに8分もかかりました。
関門との闘いになる事がわかっていただけにちょっとショックでした。
でも、焦らず第一関門をめざします。

今回の篠山は前回の兵庫レディースと違って
ランナーじゃなさそうな人たちもたくさん出場していました。
5km地点ぐらいから集団で歩き出す人。
10km付近で立ち止まってタバコを吸う人。
「関門は何kmのところやろう?」なんて話しながら走っている人。
「いま何分ぐらい走ったんやろう?1時間ぐらいか?」なんてね。

今回の私は、すねの張りも少ししか出ず、5km付近から普通に走れました。
第一関門は10分近く余裕を持って通過。
でも、体調が悪かったのでしょうか?花粉症の薬の影響でしょうか?
走っていても眠いし、力がでません。
「辛いよ・・・しんどいよ・・」それしか考えられませんでした。

第二関門も無事に通過。
この時に少し折り返しがあり、後方のランナーとすれ違ったのですが
まきさんの姿が見当たりませんでした。
スタートのロスを考えると、少し無理があったのでしょうか・・・・。

第三関門も無事に通過。

最後の関門になる第四関門の1.数km手前での事です。
大会役員の方が「関門まであと2km、10分!」なんて叫ばれます。
「もう無理やわ・・・」なんて
私の周りのランナーが歩き始めました。
最後尾付近を走っているランナーには初心者が多いのでしょうね。
距離やラップを確認していないんでしょう。
お節介ですが、まだ間に合うはずなので
「まだ行けます!」なんて、歩き出した人に思わず声をかけていました。

関門まで200mぐらいでの事です。
給水所がありました。
「給水です!飲んで行ってくださいね!」優しいボランティアが声をかけてくれます。
でも、ここで少しでも時間をとられると関門突破が出来ません。
給水所に寄る人たちに「飲んでる場合やないよ!!」なんて心の中で叫びながら、
私は関門を目指しました。

1分、45秒、30秒・・・・・
最後は短距離走のように必死で走って、関門をなんとか通過!

ここでホッとしたいんだけど、次はゴールの制限時間が待っています。
「辛い・・・しんどい・・・座りたい・・・」と、頭の中はそればっかり。
今回は歌も出てきませんでした。
そして、やっとの思いでゴール! 約4時間54分。
もらった完走証を家に帰ってから見てみると、なんと!!他人のものでした。
どうしましょ・・・・。

ゴール後、しばらくしてから涙が溢れてきました。
「辛かった。しんどかった。」って。・・・たぶんね。

自己ベストを狙うには楽しいジョグだけじゃなく、息を切らすような練習も必要でしょう。
手術によって、楽に走れるようになると思ってしまう今の自分。
そんなに甘くはないですよね。

次は3月末から走り始める予定です。
頑張りま〜す。


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